学生が陥るブレインストーミングの3つの落とし穴

       
   

ブレストは確かに良い発想術・・・だけど?

お久しぶりです。就職活動真っ只中の伊藤です。

今回はグループディスカッションなんかで使われることも多い

ブレインストーミングに関して、最近思うことがあったので

その内容をブログを通じて紹介しておきたいと思います。

 

 

まず、ブレインストーミングってなぁに?

まず、ブレインストーミング(以下、ブレスト)について知らない人に簡単に説明。

ブレストとは数人が集まって情報やアイデアを出し合うことにより、参加者による発想の連鎖反応や誘発を引き出す会議形式の技法である。ブレインストーミングの過程では、次の4原則(ルール)を守ることとされている。

(1) 批判を禁ずること

(2) 質より量を求めること

(3) 自由奔放であること

(4) 結合すること

具体的な説明は参考リンク、書籍を見てもらうこととして、会社の会議で用いられたり、大学のゼミ活動、はたまたサークル運営のミーティングにまで使える技法なので、知らなかった方、特に新入生の方は知っておくべきです。

僕も、1年生の時に九州大学のMBAコースに通う先輩に教えてもらって以降、とりわけサークルの運営でよく使ってました。

現在進行中の就職活動でも、グループディスカッションなんかで使われることが多くて、何度か説明会とかセミナーで紹介される場面に会いました。

けれども、サークル運営や就職活動のワークを通じてブレインストーミングをやった時に、何やら違和感を覚える時があるんですよね。

その違和感とは、ありきたりなアイデアしか出てこない、実現可能性が低いということ。

サークル運営ではアイデアこそ沢山出るものの、結局収束もできず、実行に移せないまま終わることが多かったです。

何かブレストやってる俺たちかっこいい!」という気分に酔いしれることが目的だったような笑

じゃあ、なんでそんな状態になるんだろう?その原因って?

「ブレスト 欠点」で検索すると、同じテーマで記事を書かれている人のブログがありました。

→ shi3zの長文日記『ブレインストーミングが陥る罠 失敗するブレストの7パターン』

こちらのブログでは、ほとんどのブレストは失敗するものだとして、その失敗パターンを7つに分類してあります。

その中でも、僕の経験上、学生によく当てはまるものを3つピックアップして、掘り下げたいと思います。

学生が陥るブレインストーミングの3つの落とし穴

パターン1 参加者全員の視野が狭い

サークルとか、ゼミとかって、基本同じような趣味嗜好を持った人が集まりやすいですよね。

テニスサークルにはテニス好きな人が集まるし、マーケティングのゼミには宣伝販売が好きな人が集まるんですよ。

ただでさえ視野が狭い大学生で、さらに同じ趣味嗜好を持った人が集まるんですから、いくらブレストしたって、似たり寄ったりのアイデアしか出ない。

解決策としては、2通りあるかと思います。

1つは組織レベルの話で、できる限り多様性を持ったメンバーでブレストを行うことでしょう。

サークルなら、全く系統の違うサークルとブレストしたり、他大学のサークルとブレストしたり、です。

ゼミなら、マーケティングだけでなくファイナンスや会計、もしくは他学部とブレストしたり、です。

もう1つは個人レベルの話で、できる限り多様な経験、ものの考え方ができる人になることです。

常に色々な人と会い、本を読み、場所を訪れ、そして複眼的な思考を心がけるべきです。

パターン2 事前準備が足りない

事前に準備しない方が偏りのない知識が生まれるという意見もありますが、事前にテーマに関して学んだ方がアイデア量は増加すると思います。

ちなみに、参考のブログでは事前調査を次のように書いています。

(1)企画周辺の動向調査(競争相手はいるか、市場は存在しているか)

(2)敢えて自分たち(自社)がこの企画を行う意義づけ(自社の強みを活かせてるか、弱みをどうカバーするか)

(3)企画を実現するためのベースとなりそうな技術調査(実現するための技術は既に存在するか、存在していなければ作ることが出来そうか)といったこと

たとえばゼミの具体例をあげると

来週は「○○会社の競争優位性についてブレストするけど、〇〇会社についてできる限り調べといてね」

なんてメンバーに伝えるだけでブレストの質は大きく変わると思います。

ただし、メンバーが自主的に勉強してくるかどうかは、組織のモチベーションにも左右されます

それゆえ、組織全体のモチベーションが低い時は、良いアイデアが生まれにくいので、ブレストなんかよりモチベ向上に力を入れた方がいいのかもしれません。

パターン3 ファシリテーターのスキルが低い

ファシリテーター、いわゆる進行・司会役が下手なせいで、ブレストがうまくいかないことが多々あります。

中でも学生に当てはまりやすいのは以下の3つがあるかと。

①「そもそもなんでブレストするのか?」という問題提起、テーマの設定ができていない

②黙り込む人や批判を行うなど、ルール違反する人のコントロールが難しい

③ファシリテーターが話しすぎてしまう

①に関して、何かしらの問題解決を図るためにブレストをやるのですが、その問題の定義が曖昧なため、アイデアが生まれにくいという場面がよくあります。

たとえばサークルで「新歓活動をどう行うか?」という問題提起をしても、メンバーはあらゆる方向のアイデアを出す、もしくは話が大きすぎてアイデアが生まれない、という問題が生じます。

「同じ大学の、文学部の女の子を、入学式の日に新歓活動に来てもらうにはどうすればいいか?」

といった感じで、テーマを絞らないと、生まれるアイデアも生まれません。

②に関して、仕事だとお金を稼ぐためですから、必死にブレストに参加する人が多いでしょう。

でも、サークルとか、ゼミとかになると

「ぶっちゃけ運営とか興味ないし・・・」

「何か出しゃばる奴が勝手に話すから余裕でしょ笑」

というルール違反をする人が少なからずいます。

そういった人達をどうにかして議論に参加させるスキルが問われます。

時計回りで強制的に発言させるなんて、よくある方法ですよね。

③に関して、ファシリテーターをやる人って、おそらくその組織で最もテーマに詳しい人だと思います。

なので、つい会議に熱くなってしまって、周りの人が引いてしまう、発言の機会を奪ってしまうという状況を作る可能性があります。

あくまで進行役と割り切って、アイデアを付け加えたいなら、全員がアイデアを出しきってからの方がいいでしょう。

終わりに

ブレストは、学生にも使いやすく、就活やゼミ、サークルなど様々な場面で活躍するツールだと思います。

けれども「ブレストやってりゃうまくいく」、そんなブレスト信仰に傾倒するのは危険です。

この記事に書いているような欠点があることを念頭に置いて、より生産性の高いブレストができれば幸いです。

ちなみに、マニュアル好き好き人間なので、ブレストとかKJ法とか、TRIZ法とか、そういうアイデア発想法を見ると、すごいワクワクするんですよね・・・笑

最近アイデア発想をまとめた本が出版されているのを見たので、就活の合間に読んでみようかな・・・

参考リンク

大阪市立大学商学部宮川研究室 参考資料 『ブレストのススメ』

→ググれば色々説明が出て来ますが、この資料も簡潔にまとまってます。

アイデアツール

→色々なアイデア発想法を簡潔にまとめています。アプリもあるみたい。

 

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