『キャッチコピーの基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック』レビュー

数多くの名キャッチコピーから、学ぶ

コピーライティングは、文章で人を動かすもの、そんな風に前の記事で紹介しました。

その中でも、最も短く、そして最も力のあるものが「キャッチコピー」です。

私たちは、「ネーミング」「タイトル」「見出し」「キメゼリフ」といった、一瞬で相手の心に刺さる「ワンフレーズ」が無ければ、どれだけその中身が良かろうと、興味を示しません。

膨大な量の情報が流れる中、「おっ、面白そうだな」と思ったものしか、その中身を読まないのです。

しかし、「おっ、面白そう」と思わせるようなワンフレーズの書き方なんて、学校でも、誰も教えてくれませんし、元から才能のある人でなければ・・・と思われがちです。

今回紹介するこの本は、そんなキャッチコピーの法則性をまとめた本。

本来海外で出版されているものの翻訳本にありがちな、社会心理学にあてはめたゴリゴリのコピーだけではなく、日本の名キャッチコピーを引用している所が嬉しいですね。

その引用元も

  • 広告のキャッチコピー
  • 書籍のタイトル、帯、目次のコピー
  • 雑誌、新聞などの見出し、コピー
  • 映画の惹句
  • ブログ、メルマガ、セールスレターなどのタイトル
  • 名言
  • 筆者が街で聞いて印象に残ったフレーズ

と、かなりの多くの所から引用し、項目別に体系的にまとめられています。

以下、私が「いいな!」と思ったコピーの法則を少し紹介したいと思います。

第4章より、テクニック37『対句にする』

言語学の観点から、人は住む国によって「聞きやすい、読みやすいリズム」というものが存在すると言われています。

つまり、どれだけ外国で効果が得られたコピーであっても、日本でそのコピーが使えるかどうかわからないのです。

この本の第4章では、そのリズム感、語呂の良さをどう生み出すかを、様々なコピーから法則性を見い出しています。

中でも気に入ったのが『対句』を用いたコピー。

例をあげると

『金持ち父さん、貧乏父さん』

という書籍があります。

この書籍は、今や見たことがない、と言われるほどのベストセラーになりましたが

(読んだことがない人は読んでみてください。いい本です。)

この本のタイトルでは「対句」が使われていますよね。

『金持ち』と『貧乏』という相反する表現を並べています。

他にも

『頭のいい人、悪い人の話し方』

なんかも、対句の例として紹介されています。

反対の意味を繋げて1つの文にすると、すんなり読みやすいフレーズになるのですね。

語呂の良さ、文を作るときに、そこまで意識したこと、ありますか?

第7章より、『異質な言葉を掛け合わせる』

第7章では、言葉と言葉を組み合わせることで、よりよいキャッチコピーを生み出すという法則性。

中でもこの「異質な言葉の組み合わせ」は、気づきそうで気づかない法則でした。

たとえば、キャッチコピーとしては少し長いですが

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

というコピーは、「高校野球の女子マネージャー」と「マネジメント」という全く異質な組み合わせをすることで、読み手に「なんだ!?なんだ!?」と思わせたわけです。

他にも、『草食系男子』『肉食系女子』といったコピーも、同じ法則に当てはまります。

全く異質なものとを組み合わせた時、人は興味を惹かれるのです。

この本は、こんな人にオススメ

広告が好きなあなた

テレビCMでも、新聞でも、電車の吊革広告でも、そこにはキャッチコピーで溢れかえっています。この本で法則性を見つけておけば、「あ、この広告あの法則性に当てはまる!」という感じで、より広告を見るのが楽しくなります。

ドン・キホーテなんかのPOPを見れば、「あ、これあの法則だ」なんてすぐに思えるようになりますよ笑

良いコンテンツ(商品や文章)を持っているあなた

どれだけ内容の良い商品や文章であっても、タイトルが悪ければ見てももらえません。キャッチコピーの法則性から、それを自分のコンテンツに当てはめて紹介すれば、もしかすれば日の目を見ることがあるかもしれませんよ。

たとえば、小説のタイトルだったり、音楽アルバムのタイトルなんかも、この本では引用されています。

ネットで何か情報を発信しているあなた

ネット上で何か発言する人、情報商材だったり、Youtuberだったり、さらにはTwitterやFacebookといった「個人」レベルでもキャッチコピーは使えます。

ネットといえば、不特定多数の人に対して、どれだけ「おっ!?」と思ってもらえるか。

「おっ!?」と思われないキャッチコピーならば、即座にGoogleのキャッシュというネットの墓場へ送り込まれてしまいます。

キャッチコピーさえ良ければ、それだけ多くの人の目に止まるのです。

そうすれば収益が上がるかもしれないし、より自己顕示欲を満たすこともできるのです。

こんな本、探していました。

というわけで、今回の本の紹介はこれぐらいで終わり!

Amazonのポイントがそれなりに溜まっていたので、試しにKindleで買ってみれば、久しぶりの当たり本でした。

Kindleならば無料で試し読みができるそうなので、まずは一度冒頭だけでも読んでみてはいかがでしょうか?

実際書籍版もほしいなあ、と思うぐらいの本でした。

それでは最後までご覧いただきありがとうございます!

参考

キャッチコピー作りで参考にしたい、ノウハウ記事18選+テクニックまとめ

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