本の読み方 完全ガイドマップ その2 本の見つけ方

はじめに

前回に引き続き、本の読み方についてまとめます。

今回の記事のテーマは「本の見つけ方

何の本を読むか、これは重要な問題です。

ショウペンハウエルは著作『読書について』で、次のように述べています。

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。

人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

図書館で本を探していると、興味をそそる背表紙に目がうつります。

しかし、読める本の数には限界があります。熟読する本なら更にその数は減るでしょう。そこで「何が良書で、何が悪書なのか」言い換えれば、どの本が自分にとって役に立つのか、どの本がより大きな感動をもたらすのか

その技術を磨く必要があります。『本の選び方』について言及している本は少ないですが、少ない本からの情報と、個人的な良書の見つけ方を、この記事で紹介していきます。

本屋で良書を探す

本を手に入れる場所として、本屋はメジャーです。けれども、Amazonのボタン一つで本が買える時代、本屋の存在意義が問われています。ただ、「良書を手に入れる」という観点から見れば、本屋にしかない利点があります。

まずは実際に手に取って本を読むことができること。簡単な本であればさらっと速読して1冊読むことも可能です。それから買うかどうか判断することができるのはいいですよね。

さらには、書店員にオススメの本を聞くことができます。毎日毎日、誰がどのような本を買い、そしてどんな本が売れているのかを知っているのは、恐らく本屋の人間が一番です。本屋も商売ですから、よく売れる良書は目につきやすい場所に配置しますし、売れない本はどんどん隅に追いやっていきます。

欠点は、近くに本屋がない場合、足を運ぶのに時間がかかることです。

図書館で良書を探す

学生の大きな味方、図書館も良書を探す良い場所です。

何よりタダで本が読める。こんなに嬉しいことはありません。

そして、立ち読みではなく、その場でじっくり本を読むことができる

さらには熟読したければ家に持って帰ることができる

そして本屋には置いていないような本もあるのが嬉しいです。

個人的に図書館の一番のメリットは、図書分類法に従った本の並びです。経済学の本を探しているとして、売れている売れていない関係なく、経済学の本棚の欄を見れば経済学についてのほとんどの本の表紙を見ることができます。

そこには、ミクロ経済学マクロ経済学だけでなく、計量経済学、行動経済学など、今まで知らなかった分野を知ることができます。

「へぇ、こんな本もあるんだ・・・」と思わせてくれるのが図書館のいい所ですね。

欠点として、当然ながら書き込んだりちぎったりできません。また、最新の本が読めるようになるまでラグがあります。加えて実用書などが置いていなかったりします。

Amazonで良書を探す

買う本が決まっている場合は、Amazonが何より便利です。マニアックな本でない限り、Amazonで検索すれば即座に買うことができます。早ければ1日、遅くとも1週間以内には届きますしね。

さらには、Amazonのジャンル分けもなかなか便利です。「文学・評論」「人文・思想」「社会、政治・法律」「歴史・地理」「ビジネス・経済」などの大まかな分類、さらに「ビジネス・経済」のジャンルは「マーケティング」や「確率・統計」という風により細かくジャンル分けされていきます。

これだけでも新しい本を探すのに便利なんですが、さらにレビューと、ランキングが見れることも便利です。Amazonのレビューの信憑性は置いておいても、買うか買わないかの一つの指標にもなりますし、ランキングを見ればどれがよく売れている本なのか一目瞭然です。「売れている本には、何かしらの理由がある。」と私は考えます。少なくとも、売れていない本よりかは良書である可能性は高いです。

加えて「なか見!検索」という機能もAmazonで本を買う大きな利点。Amazonが本の検索対象としているのは「書籍タイトル、著者名、出版社名、トピック、ISBN、そして登録された関連キーワード」のみです。しかし「なか見!検索」機能を使えば、本の中にある様々な語彙・語句が検索対象となるので、より細かい検索が可能になります。

最後に、Amazonの最大の強みは「安さ」にあると思います。新書や文庫、大量に出版されている本は1円+送料と、200円ちょっとで買うことができます。コンディションも「良い」もしくは「非常に良い」を選んでおけば、外れは滅多にありません。

専門家から本を教えてもらう

本屋や図書館で本を探そうとしても、前提知識が無ければ時間がかかります。そんな時は、その道のプロにオススメの本を聞くのが一番早いです。

たとえば、マーケティングについて知りたいと思った時、自分の大学のマーケティングを専門としている教授に質問をしました。すると、学部レベルで十分に読める、簡単な本を紹介してくれました。

すでに知識のある人に良い本を紹介してもらうと、大きな時間の短縮になります。

しかし、欠点として、自分の欲しい本と、相手の薦める本に差が生じることがあります。自分の知識がどの程度で、何の本を探しているのかを、きちんと伝える必要があります。

友人・恋人から良書を教えてもらう

友人や恋人は、あなたが見つけもしない本を教えてくれます。

ビジネス書であろうと、小説であろうと、同じ本を読んで共通体験を通じているわけですから、その友人や恋人との仲も深まります。なので、友人や恋人の中で、本をよく読んでいる人がいれば

最近、面白い本あった?」と聞いてみましょう。

要約やあらすじが面白そうであれば、読みたいリストに入れておくようにします。友達や恋人同士であれば、本を貸し合うのも苦になりませんしね。

ブログ・HPから良書を探す

個人のブログや、NAVERまとめサイトなども馬鹿にできません。たとえば、NAVERまとめの「話題の本」など、トレンドの本を探すのに最適です。

参考NAVERまとめ 話題の本

他にも、個人のブログも、特定のテーマを絞って本を探す時の参考になります。

参考文系がゼロから統計を勉強するときに最初の1年で読むべき本」

どれも評判の良い、定番テキストがまとめられているばかりか、簡単な勉強方法まで解説してくれています。

このように、まとめサイト、そしてブログは本を探す上で非常に便利なツールと言えるでしょう。また、大学教授の研究室のHPの参考文献リストは、良書の宝庫です。

Google Booksから良書を探す

使いそうであまり使わないGoogleBooks。けれど、本を買うほどではないけれど、少しだけ内容が知りたい・・・そんな時に非常に便利です。

著作権のかからない範囲であれば、PDFやepub形式にしてiPhoneで見ることも可能なのは嬉しい。他にもマイライブラリなど、リスト機能も充実しているので、使いこなしている人は便利でしょう。

詳しい使い方は「Google Books ヘルプセンター」へどうぞ。

本のSNSから良書を探す

ブログ・HPから検索できるならば、TwitterやFacebookからも本は探せるのではないか?確かに、Twitterなどでも良い本を紹介している人はいますが、時間が経てばすぐにタイムラインに流れていきます。

そこで、使えるのが読書好きのためのSNSサービスです。

参考  本好きにおすすめ「読書系webサービス アプリ」【SNS 無料】

私がよく使うのは「読書メーター」というSNSサービス。

多くの読書系SNSサービスは、他人の本の感想や評価を見ることができます。このレビューはAmazonのレビューよりも数が多く、参考になるものも沢山。

本を探す上の一つの指標になることは間違いありません。

要約・書評サービスから良書を探す

最近になって、要約や書評サービスを行うサイトが増えてきました。読書系SNSと相まって、ITの波が読書にも及んできているようです。

時間のないビジネスマン必見!本要約サービス10選」

忙しい人にこそ使ってほしい、他人の感想を参考にできる書評サイト7選」

加えて、自分の好きな評論家のメールマガジン、もしくは書評のメールマガジンに登録するという方法もあります。

まぐまぐ!より発行のビジネス書に関わるメルマガ10を厳選しました。

こういった読書Webサービスは基本的にビジネス書・自己啓発書の類が多いのが特徴でしょうか。小説や専門書などになると、その数は少ないです。

上の読書系SNSより、さらに専門的な内容に踏み込んでおり、そのようなレビュー・要約が知りたい人は是非活用するべきでしょう。

まとめ

それでは、今までの内容をまとめて、記事を終えたいと思います。

  • 本屋で良書を探す

→その場で見ながら探せる。書店員に色々聞ける。

  • 図書館で良書を探す

→タダ見でゆっくり探せる。同じテーマごとに分類されている。マニアックなもの(売れない本?)も置いてある。

  • Amazonで良書を探す

→早い、安い、カテゴリー分けとランキングが有能。なか見!検索機能もなかなか便利。

  • 専門家から良書を教えてもらう

→前提知識が無くとも、良書がわかる。

  • 友人・恋人から良書を教えてもらう

→自分では読まないような本を読める。仲良くなれる。

  • ブログ・HPから良書を探す

→圧倒的データ量。手軽。

  • Google Booksから良書を探す

→買うほどではない、少し中身を見たい時に便利

  • 本のSNSから良書を探す

→より詳しい他読者の感想・要約を知れる。

  • 要約・書評サービスから良書を探す

→読むか読まないかの指標に。ビジネス・自己啓発書多い。

おわりに

毎日毎日山のように出版される本。その中からどの本を読んで、どの本を読まないのか。本を選ぶということは、そのトレードオフに悩まされることになります。

そんな時、この記事の指標が少しでも役に立てば幸いです。次は「速読」についての記事を書こうかと。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

あらゆる読書方法を解説した本の中でも「本の探し方」に着眼点がある本は少ない。この記事の内容もいくつかこの本から参考にさせていただきました。

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マーケティングとマジック好き
外資メーカー就職(予定)
大阪→東京(予定)
読書、アコギ、バスケ、アニメなど
標準化こそ正義
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