『マンガでわかる色のおもしろ心理学』レビュー

久しぶりに書評記事ですね。

今回読んだのは『マンガでわかる色のおもしろ心理学』

近くの古本屋で100円前後で売っていて、騙されたと思って買ってみればとても良かったのでレビューします。

ちなみに出版は「サイエンス新書」と、ソフトバンク系列の新書です。

(参考:サイエンス・アイWeb)

Amazonで調べてみると結構人気があった本らしく(2006年出版)、続編も出版されたみたいですね。

いつもと同じように、どんな本か軽く紹介して、オススメする対象、そして気になった部分を少し掘り下げてみたいと思います。

どんな本?

内容を概説すると、きちんとした色彩学の理論(色相、明度、彩度やRGB・CMY、トーンや色見本)から、色彩心理学、色の歴史などをさらっと知ることができます。

目次を見れば早いかと思うので、引用してみます。

序章 色彩の基本
 色によって流れる時間が違う
 色には重さがある
 色の基本/色相、明度、彩度
 RGBとCMY
 「トーン」ってなんだろう?
 便利な色彩体系/マンセル色彩体系
 知っていると便利な色見本

第1章 不思議な色彩の力
 寒色と暖色
 反射する色と吸収する色
 膨らむ色と縮む色
 進出色と後退色
 食欲がわく色
 人を眠りに誘う色

第2章 色彩心理と実験
色彩心理学とは
 色彩探求の歴史
 色彩心理の実際
 ・子供と色彩心理
 ・犯罪と色彩心理
 ・企業と色彩心理
 ・就職活動と色彩心理
 ・職場環境と色彩心理
 ・病院と色彩心理
 ・書籍と色彩心理
 ・映画と色彩心理
 ・スポーツと色彩心理

第3章 色の章/好きな色でわかる性格
 好きな色でわかるあなたの性格
 黒が好きな人の基本性格/心理効果
 白が好きな人の基本性格/心理効果
 グレイが好きな人の基本性格/心理効果
 赤が好きな人の基本性格/心理効果
 ピンクが好きな人の基本性格/心理効果
 青が好きな人の基本性格/心理効果
 黄色が好きな人の基本性格/心理効果
 緑が好きな人の基本性格/心理効果
 オレンジが好きな人の基本性格/心理効果
 そのほかの色の基本性格
 好きな色と性格の関係、好きな色はつねに変化する

第4章 知っていると便利な色彩効果
 反発する色と引き立てる色
 色の対比効果
 色の同化効果
 よく見える色とよく見える組み合わせ
 夕暮れになると赤は見えにくい?
 色は皮膚でも見ている!
 音にも色がある?
 面積の違いによる色の印象
 記憶色

第5章 カラーコントロール
 ファッションと色の関係
 洋服の色が相手に与える影響
 洋服の色が自分におよぼす影響
 パーソナルカラーシステム
 流行色は作られている

第6章 色の雑学
 おもしろ色名
 色の雑学

この本の特徴は、左側のページに専門用語がわかりやすく解説されていて、右ページにはマンガで具体例が記載されています。

そのため、一見ボリュームがあるように見えて、30分から1時間もあれば読み終えられる内容になっています。

mangairo

一言付け加えるとするならば、第3章の「好きな色でわかる性格」は、信頼できる量的データが少ないので、疑似科学と言われても仕方がないでしょう。

とはいっても、見た感じでは「そうかもしれない・・・」と思いそうなことが書いてあるんですけどね笑

どんな人にオススメ?

色に興味はあるけれど、カラーコーディネーターや、色彩学検定といった資格を取るまでガチでやりたくない・・・

そんな人にオススメです。

そもそも、色彩学は様々な学問や芸能に応用しやすいと思うので、どんな人でも興味深く読めるのではないでしょうか。

とりわけ、ファションやインテリアなどクリエイティブな場面では必須の知識ではないでしょうか。

大学生なら、写真が好きな人は、画像編集に色彩の知識があるとより楽しくなる、なんて聞いたことがあります。

かくいう私はマジックに活用できないかなぁ・・・

そしてもう少しファッションセンス磨きたいなぁ・・・

そんな気持ちで読んでいましたが、それより雑学の方が面白くて、一気に読み込んでしまいました笑

企業のロゴで最も使われる色は青色

logocolor

(画像:世界の有名企業のロゴデザインの色って何色が多いと思いますか?より)

さて、それではこの本の中から気に入った内容を少し紹介。

企業のロゴってありますよね?

そのロゴでよく使われる色というのは、青色だそうです。

確かに、言われてみればTwitterやFacebook、ローソンなど、多くの企業ロゴが青色ですよね。

でも、なぜ青色が多く使われるのでしょうか?

もちろん企業によって様々な理由はあるのでしょうが、青には礼儀や協調性、慎重といった意味があるそうです。

とりわけ、水色に近い薄い青の場合は、感性や表現力を示し

濃紺などの濃い青の場合は、知性を示すそうです。

twifalogo

(言われてみればTwitterは感性的、Facebookは知的なイメージあるかも・・・)

加えて、青は平和の象徴としても使われるそうです。

幸せを運ぶ青い鳥なんてよく聞きますよね。

(Twitterの鳥は幸せを運んできているのかどうかは知らないが・・・)

さらには、キリスト教においてはマリアを示す色、日本においては「青春、青臭い」と言ったように、未熟から成長、希望という意味でも使われるそうです。

また、情熱を示す赤に対して冷静を示す青色は、心を安定させる(実際に血圧が下がったり、呼吸の頻度が少なくなる)効果があるそうです。

記憶色について

私たちの色の記憶というのは、非常に曖昧であるそうです。

ある日一目惚れした服を、その日には買わないで数日後に買いに行った時

「あれ?この服こんな色だったかな?」

なんて思ったことありませんか?

色は記憶されると、その特徴が誇張される傾向にあるそうです。

つまり、記憶よりも現実の色の方が「薄い」わけですね。

実際に色を使う現場(ファッション業界など)では、色を色名で伝えることはなく、マンセル色彩体系などを利用して、明度・彩度・色相といったデータで伝えるそうですね。

こう思うと、歴代の著名な画家達が描いてきた風景画というのは、実際にはあそこまで色鮮やかではなかったのかもしれませんね。

この次に読んでみたい本

この本、冒頭に述べた通り続編があるそうです。

続編では色の組み合わせによっておこる現象を科学的に分析しているみたいですね。

しかし、より専門的な内容まで踏み込むならば、「色彩学」や「色彩心理」にまで踏み込んでみたいです。

さらっとAmazonや他の人のブログで評価の高い色彩の本をまとめてみました。

色彩学を学ぶなら、王道みたい。ただ結構難しそう・・・

大学の図書館にもあるので挑戦してみよう・・・

万有引力を発見したことで有名なニュートン、そしてドイツの詩人で有名なゲーテ。

この2人は実は、色の研究を行ったことが、本の中でも紹介されていました。

この本ではその内容をより掘りさげて書いているみたいです。

どこのブログを見ても色彩学やカラーコーディネーターの参考書を推薦していましたが、この本もちらほらオススメされています。

理論を日常生活において実践するにはどうすればいいか。

色のセンスが壊滅的な自分は早く読んだ方が良さそうです。

さいごに

最後に、こちらの本と、その続編のAmazonへのリンクを貼っておきます。

Kindle版も出ていてお得なので、ぜひデザイン等に興味がある人は購入してみてはいかがでしょうか!

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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