ミジンコでもわかるマーケティング論のノート:4P’s分析 Price(価格)

「何を」どんな値段で売るかを考える

マーケティングの基本は「誰に」「何を」「どのように」売るかです。

そのうち、「何を」を明確にするための4P’s分析が「Product(製品)」と「Price(価格)」でした。

前回はその「Product(製品)」についてノートをまとめました。

→ミジンコでもわかるマーケティング論のノート:4P’s分析 Prduct(製品)

人が商品を買う時に最も気にすることは、入手にかかる時間よりも何よりもその商品の価格です。

今回は、その「Price(価格)」の設定のための方法をお話ししたいと思います。

費用志向の価格設定(コストより低い値段だと赤字)

まず製品・サービスの値段を決定する際に必要なものとして

その製品を販売するのにかかった費用を考えなければなりません。

企業の目的は、利益を得て活動を継続、成長さえることであることは既に述べました。

つまり、どれだけ売れようと、費用よりも低い値段設定を行うことは、原則ないと考えるべきです。

赤字になっては元も子もないのです。

損益分岐点計算などはこの考え方に基づいて値段を決定します。

競争志向の価格設定(同じ製品を売る企業にどう差をつけるか)

Kyousou

 (他の企業より「売れる」価格を設定しなくては!)

同じ製品を売る企業が存在している場合、その製品にも目を向ける必要があります。

値段を安くすればするほど売り上げ数は伸びるかもしれませんが、ブランドの低下を招く恐れがあります。

どのように値段で競合他社に差をつけるか、その戦略の立て方が非常に重要になってきます。

経営学では、差別化を図る場所でより詳しくその戦略の立て方を学びます。

需要志向の価格設定(お客さんが欲しいと思っているのかどうか)

最後は、お客さんの需要を元に値段を決定する方法です。

そもそも、お客さんが買いたい!と思っていればいるほど値段は高くつきます。

提供する製品のパフォーマンスが高ければ高いほど需要は増えると思いがちですが

パフォーマンスが高くとも需要がなければまず売れません。

経済学における需要供給曲線の考えに基づいた値段設定の方法と呼べるでしょう。

できる限り非価格競争を目指す

マーケティングにおいては、一般的には価格で他社との差をつけることは避けます

つまり、価格以外のブランドだったり、パッケージだったり、製品そのものの本質サービスで勝負するべきであると考えるのです。

というのも、価格を下げる、という差別化の方法は誰でも行うことができるからです。

価格以外のユニークな点で相手に差をつける、そこにマーケティングの真髄があります。

同じ価格でも、払い方が違うと・・・

Credit card

 (ネット上ではクレジットカードの方が便利ですよね。)

同じ価格であっても、支払方法によって買い手に異なる効果を与えます。

たとえば、分割販売などはその最たる例でしょう。要するにローンですね。

一括で携帯電話の本体代を支払うよりも、月々の使用量と合わせて払ってもらう方がお客さんにとってはありがたいわけです。

他にも、クレジット販売なども効果的な販売方法の一つです。

いちいち銀行振込などをせずとも、クレジットカードを使うだけで即座に決済ができるとすれば、お客さんはお金を払いやすくなるのです。

Amazonなんかでポチってすぐに買ってしまうのもこの原理ですよね。

できる限り買い手にあった支払方法を提示することが、売上アップに繋がるのです。

まとめ

さて、今回は4P’s分析のうち、商品の値段設定を決定する「Price(価格)」についてお話ししました。

値段を決定する際に考慮すべき基準は3つあり

費用志向、競争志向、需要志向の3つの視点から考える必要があります。

また、支払方法についても、様々な方法があることを忘れてはいけません。

そして、できる限り非価格競争で製品を売ることがマーケティングには必要です。

ここでは紙幅の都合上、それぞれ3つの細かい値段設定の方法については触れられませんでしたが

機会があれば一つひとつ詳しくノートにまとめてみようと思います。

それでは最後までありがとうございました。

参考文献

第6章を参考。

経営学のテキストとしてあまりにも有名。第2章『競争のための差別化』で、価格設定について軽く触れています。

損益分岐点について、第12章でわかりやすく解説してあります。

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